日本政策金融公庫で借りられる新型コロナウイルス感染症特別貸付、いわゆるコロナ融資は通常の融資とどう違うのか?
皆さんと情報を共有していきたいと思います。
(1)それぞれの最大融資額
コロナ融資 6,000万円 公庫の一般貸付 4,800万円
1,200万円ほど違いますが、最大額をもらえるケースは少ないと思います。
(2)それぞれの最大返済期間
コロナ融資 設備資金…20年 公庫の一般貸付 設備資金…10年
運転資金…15年 運転資金…7年
このように最大返済期間が倍違います。
ですが実際に最大期間で申請が通るケースは少なく、最大期間より若干短めで通るケースが多いです。
(3)それぞれの最大据え置き期間
据え置き期間とは、融資の元金を返済せず、利息だけ払うという期間です。元金の返済を遅らせることで資金繰りを良くします。
コロナ融資 設備資金…5年 公庫の一般貸付 設備資金…2年
運転資金…5年 運転資金…1年
このように据え置き期間についても、コロナ融資の方が猶予されています。
ですがこちらも実際は最大の据え置き期間は選択できないケースが多いようです。
このようにコロナ融資に関しては、通常の公庫の融資と比べ、大幅に緩和されています。
コロナで資金繰りが悪化している事業者の方は、この制度を有効活用し、危機を乗り越えていきましょう。