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創業融資専門家コラム

2020.01.08
融資を受けるタイミングはいつがいいのか?

 

融資に対してはネガティブなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

 

プライベートで融資を受ける場合はよっぽど特別な事情がある場合でしょうし、金利も払わないといけないし、できるだけ借りないようにして、資金が足りなくなってきたときに融資を申し込めばいいと考える人もいると思います。

ですが現実的にはいざ資金が足りなくなってきた時に融資を申し込んでも融資が通らない場合がほとんどです。

資金が足りないということは業績難である場合が多く、そのような状態で決算書を金融機関に提出し申し込みをしても、審査には通りません。

融資を受けるタイミングは圧倒的に創業時がおすすめです。

創業時に融資を受けるメリットは以下の通りです。

 

(1)創業時の資金の余裕ができる

創業時は設備投資などで資金を必要とするケースが多くあります。

自己資金に融資をプラスして事業をスタートすることで資金に余裕ができます。

また初年度は赤字になってしまうケースも多く、そういった時でも資金があることで事業を存続できます。

事業を存続するための保険として、資金を多く用意しておくことは必要不可欠です。

 

(2)決算書、税務申告書の提出がない

創業時以外で融資を受ける場合は決算書の提出が必要になります。上記の通り、業績が良くなければ融資を受けることは難しいでしょう。

ですが創業時にそのようなものはありませんので、決算書の代わりに「事業計画書」を提出することになります。

その事業計画書が認められることで融資を受けることができます。

業績に関係なく融資を受けれるのはこの創業時だけです。

また創業時に融資を受けれるということは、日本政策金融公庫から客観的に認められた事業ということになりますので、自信にもつながるのではないでしょうか。

 

(3)創業時から融資を受けることで実績になる

ビジネスを展開していく上で、資金調達は必須です。

何年も会社を経営していて、無借金である会社は稀です。

金融機関は決算書の数字も審査していますが、融資の実績も審査の対象としています。

創業時に融資を受け、期限通りに返済し完済した実績があれば、他の金融機関からも借りやすくなります。

 

創業時に融資を受ける必要がある事業者様は多いのではないでしょうか。

自己資金だけでなんとかなるかと思うケースもあるでしょうが、将来のことを考えても創業融資は検討すべきであると私は思います。

 

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